有機農法×生体エネルギー技術で「唯一無二」の農業を確立

シリーズ:人類宇宙自然から必須とされる農業を希求めて

 『昔は「うまいから食ってみろ!」と自分がつくった野菜を持ってきたものだよ。今は誰も持ってきやしない。みんな自分のつくってる野菜がうまくないのがわかってるから。残念なことだよ。うちの野菜は自分の野菜と違うと喜んでくれる。真似してくれる人が早く現れるのを心待ちにしてるよ』

 高原野菜で有名な、長野県川上村で農業を営む関拓二さんの言葉には、現代社会における食のありようを憂いながらも、率先して改善する方法を見出してきた自負が感じられます。

すぐにでもかぶりつきたくなる新鮮なレタス


自然界からも必要とされる農業との出会い

 関さんが父親から受け継いだのは慣行農法の畑1.7ha。当時はこの面積で年2回の栽培を行っていました。

 慣行農法で栽培された野菜の安全性が危惧されるようになり、栄養素が昔の1/10になっている野菜もある農業の現状を変える方法を探していたとき、一冊の本と出会います。この本の中には有機農法の先をいく技術が紹介されていました。1994年のこと。もう30年近く前の話です。これが現在も関さんが取り入れている生体エネルギー研究所 佐藤政二所長の提唱する「生態系生体システムプログラム農法」です。

 人類が必要とするだけの産業では、持続可能な社会をつくりあげることはできません。自然にも、そして宇宙からも必要とされる産業を興すことができてはじめて、地球上で人類社会が継続して種を繁栄させることができるはずです。

高原の気持ちのいい空が広がる関さんの畑


味はトップクラス、特に夏場はピカイチ

 日本全国5万個の野菜や果物を食べて分析してきた山内外茂男さんは、関さんの野菜をこう評しています。

 「味はトップクラス、特に夏場はピカイチ。もう一度食べたい!と思う野菜です。通常、夏場の暑い季節は野菜の味も落ちてしまいます。そんな夏場でも関さんの野菜は味が落ちません。特にキャベツは夏場であんなに苦味が少ないものは他にはありません。夏場でも元気な野菜を作れるのはすごいです。関さんのキャベツを食べたら、同じ高原の産地でも他の産地のものは食べられないくらいです。冬以上に美味しい時もあります。レタスも夏場でも甘く人気があります。総じて、長年に渡る生体エネルギー技術による土壌づくりのおかげで味もよく、長雨の後でも品質が安定していて天候にも左右されにくいのが特徴だと思います」


農業者の常識を超える経営を実現

 関さんは、毎年のように土壌を高めるために投資し続け、現在では有機農法でありながらも優品率(製品率)が90%を超えるという、驚異的な農業経営を実現しています。しかも関さんの野菜の美味しさと「有機JAS認証」によるオーガニックのマーケットを開拓してきた結果、自分で営業しなくても向こうから欲しいとやってくるようになりました。

 さらには、野菜の価格決定権は関さんにあり、出荷数の保証も不要。最盛期でも10時間以上労働しないですむように経営努力を重ねてきました。その結果、土壌に毎年投資して、能力の高い野菜をつくっても、売上は倍増という今までの農業ではありえない好条件で経営する事ができています。その理由はどこにあるのか?一緒に紐解いていきましょう。


本当に良い野菜とはなにか?

 これを考えるには、私たちに本当に必要な食とは何か?そして、その食を実現する条件はどんなものがあるか?そもそも食は人にどのような影響を与えているのか?そして食した人がどのような状態(肉体・精神・想造)にあり、その人たちの営みによって社会も国もこの地球環境も成り立っている。このことを突き詰めて考えていく必要があります。

 生態系生体システムプログラム農法(以下、プログラム農法)では、この一連の概念をまとめた文章がありますのでご紹介します。

生態系生体システムプログラム農法概念(全文)

自然は厳しい戒律の基、準位がしめす戒律の中で見事に調和されている。

 「農業の減びる国に繁栄はない」がプログラム農法を提唱し推進する私たちの持論です。技術革新や時代の変化とともに、世界の目標となる日本に大きく変貌しなければならないとしても私達は、やはり日本民族として、人類の一員として農業という最も基本的で且つ重要な、立脚基盤を確保しながら、その基盤の上に立っての変革であってほしいと願うからです。農業をめぐる問題は、古今東西、世界の最重要問題になっています。「人の命と健康と食文化」は、人類の存続にかかわる内容であり、目標をもち、行動を導く源でもあります。

 より価値の高いものを求めている。時代のニーズに応える農産物の生産と供給に努めない限り、農業の真価の存続と発展は望めなくなっています。人類宇宙自然から求められる哲学的加学文化をめざす事から始める。

 自然的農法または有機的農法と近年農業の方向を正そうと前向きの意は伺えるが人類存続に方向をもっていないため言葉的農業感すら思わせる危険性をもっている。(革命)、覚明、産業覚明を真剣に考えないと農業ばかりでなく、すべての産業が崩壊するでしょう。自然と共に生きる様は、一見すばらしいと思いがちですが、自然を克服すること、自然を貴めること、自然を創造することが産業の基本ととらえて、想造無時間乱空の問いにこたえるを見る。一般には、土をはじめとする環境の劣化がもたらす要因が、農産物の病虫害、生理障害、品質劣化など、悩み多いのが現状です。

 農産物を含めて生物は、もちろん「生きもの」ですが、大自然が生み出した土、水、空気などもある意味では「生きもの」と見なければなりません。さらに人が作り出した「物」でさえ、分子原子の世界でとらえるとやはり「生きもの」的な要素を持っています。準位がもたらす条件の中で結有化する全ての物体が、それぞれの準位の中での情報体としての「生きもの」である。

 それぞれがそれぞれに「活動」しているのです。これらの「活動」の様が、存在の意義を正して無限の同調と安定を作り出している。「物体」の計り知れない様を花鳥風月に見る。人類、生物、地球、宇宙、これすべての物体の集合体。これらの恒常性の維持(ホメオスタシス)は、実物宇宙を作り上げている。複雑無限体の「ゆらぎ」であろう・・・

 免疫機能(マイナス要因に侵されない力)、自然治癒機能(自らの劣化を活す力)、自己調整機能(環境の変化に耐える力)、誘導翻訳転写同化融合位置機能(瞬間生命現象結有化・結離化及び継続維持)、活性化機能なども「ゆらぎ」の一部の現象としてとらえる。

 人が物体を作り上げるのが農業
            ・・・機能有機化準位エネルギー農業

 自然の摂理に合致して正常に機能させる。さらに最も我々が強調していることは、「地球の生体遺伝子」支配にあるすべての物体の基本エネルギー、生体エネルギー準位のレベルアップこそが農業の基本ととらえていることです。ひとつの方策として有機栽培が叫ばれています。有機法栽培とは、種の支配する情報量の結有化準位を土壌微生物によって種を上回る情報体を作り上げておくことですが、さらに作物の生きるすべての(土、水、空気、資材)環境と条件を栽培目的をまさる支配準位にすることです。私達は真の農業産業の目的を達成すべきその有効な基本エネルギー(準拠位置エネルギー)活性化、栽培法、管理法として生態系生体システムプログラム農法を確立しました。


プログラム農法を実践した結果

 この生態系生体システムプログラム農法概念を具現化するために、生体エネルギー技術は生み出され、生体エネルギー応用農業資材も「必要」から見いだされました。

 関さんも、まずは真和X、AEC、底力といった生体エネルギー応用農業資材をつかって土壌づくりするところからはじめます。1994年のことです。これらの資材には、それぞれの目的がありますが、そもそもの「生体エネルギー準拠位置」を高めるという視点が根底にあるため、あらゆる植物や栽培方法に活用することができ、使うだけで今までとは違う次元の農作物を栽培することができます。これが、多くの生産者が辿る、最初の一歩です。しかしこれは、あくまで最初の一歩です。目指す先は「プログラム農法概念」にもあるように、食文化と農業の根本的な革新による人間存在のありようの進化(深化、真化、神化・・・)と、人類宇宙自然から求められる哲学的加学文化をめざすことにあります。

倉庫に積み上げられた生体エネルギー応用農業資材


付加価値をつけて高く売ることのできるマーケットに参入

 人類宇宙自然規模の大きな目的を実現するためにも、目の前の経営を健全化させることができなければ、掲げた概念も言葉のお遊びで終わってしまいます。

 優れた野菜を栽培するためには、能力の高い土壌づくりを行う必要があり、それに見合ったコストもかかります。継続的に投資をできるだけの経営的センスは必須です。そこで、関さんは生体エネルギー技術を導入しはじめた5年後に農協への出荷をやめて仲間4人と会社を設立。その翌年の2000年に有機農法をとりいれはじめます。

・有機JAS認証を取得

 一般的にオーガニックは「化学合成農薬や化学肥料に頼らず、土壌の持つ力を活かして環境への負荷をできる限り少なくする農法」を言います。

1999(H11)年に改正されたJAS法(日本農林規格等に関する法律)に基づき、有機農産物と有機農産物加工食品のJAS規格が定められ、そこで示されたルールを守って生産され、有機JASマークが付いた食品だけが、「有機」や「オーガニック」と表示できるようになりました。これが関さんが毎年認証を受けている「有機JAS認証」です。 

・有機農法のマーケットは全体の0.2%10億円程度

 関さんの農産物が引く手あまたなのも、まだまだ有機農法の実践者が少なく、健康志向の高まりと食の安全性をもとめるオーガニックブームに生産が追いついていないからです。それゆえスーパーで一個100円ちょっとで売られているレタスが、関さんのレタスになると高級スーパーで400円近い価格で売られています。関さんの出し値を見ると、一般のレタスが店頭に並ぶ値段以上で出荷できています。この利益を確保できるのもいち早くオーガニックマーケットに参入した経営的な先見の明があったからです。その結果、生体エネルギー資材を畑全体に投入して加算し続けても利益を出すことができています。

オーガニックスーパーで売られている関さんのレタス


有機農法の限界を超えるには?

 一方、「有機JAS認証」と「プログラム農法」には視点の違いがあるのも事実です。

 今の農学では、なぜ化学肥料や農薬が自然や人にとってよくない影響を与えるのか、根本的な理由はわかっていません。しかし、元素を有機化して能力を高めてつかうことで、あらゆる毒を薬に変えられる生体エネルギー哲学的加学の宇宙観と技術があれば、どんな化学肥料や農薬も自然や人に害を与えることなく有効活用できるはずなのです。「あらゆる毒を薬に変える視点」がないと、悪は排除するしかなくなってしまいます。悪も灰汁も、もとを正せば全体を構成するひとつの因子。灰汁も本来は旨味となるミネラルなのですが、素材がこのミネラルを抱えきれなくなると外に出されて悪者扱いされてしまうのが、残念ながら今の社会の構造です。これを克服して「一切の悪人をつくらない社会」を想造するには何が必要なのでしょう?

 
経営の効率化で売上を2倍に

 今回の記事のために関さんは収支に関する一切合切を見せてくれました。表を見ていただくとわかるように、生体エネルギー資材をはじめとする土壌改良材・肥料に投資すればするほど農薬(消毒剤)に使う費用が減り、2004年と2021年の比較で約1/4になっています。一方、土壌への投資は約4倍にもなり、毎年売上の10~15%を占めています。この土壌への継続的な投資によって、天候に左右されない栽培の安定化、収量の確保、品質の向上、ロス率の劇的な減少を可能にし、結果的に2004年から17年経った2021年の売上は栽培面積が2割しか増えていないにも関わらず、2.5倍。10aあたりの売上は、2004年が48.78万円に対して、2021年が98.04万円と倍増しています。

・ロス率の劇的な減少

 有機農法では農薬を使わない分、ロス率が高くなってしまいます。一般的にはロス率が30%~多いときには50%に及ぶこともあり、関さんも有機農法をはじめた当初は同じ状況だったと言います。それが今ではロス率10%以下を維持できているのです。有機農法ではありえない栽培ができています。この劇的な変化も30年近くかけて取り組んできた土壌づくりと、ロス率の低い品種の選択にあります。

 また「加工用」に出荷することで、収穫の適期は長くなり、加工用であれば大きくなりすぎても問題なく、ロスを減らせるだけでなく、むしろ重量が増えることがメリットになるため、加工用の出荷も増えているそうです。

・消毒がほとんどいらない

 関さんの周りの農業者は多いと3日に1回の消毒をしているそうです。それが、関さんはゼロに等しいレベル。これも土壌微生物のバランスが取れて、病気になりにくい状況ができているからと言えます。その分、農薬の費用がなくなるだけでなく、3日に一度の手間と人件費がなくなります。消毒をなくすとこで、土壌や野菜に余計な負荷をかけることなく、農業者の負担も減り、食の安全も保たれます。三方良しだけでなく、全方位良しの産業を目指すのが、生体エネルギー技術であり、プログラム農法なのです。

・ほかにもある経営的利点

 「価格決定権が生産者にある」のも、通常の農業では考えられない好条件です。有機栽培というだけでなく、品質や供給量、これまで築いてきた信頼関係あってこそではありますが、価格を自分で決められることで、計画的に土壌に投資ができ、安定した経営をすることができます。さらに「物流経費も仲買がもってくれる」ことで、利益率はさらに高まっています。

 また、現在の主な取引先8ヶ所すべてが「向こうから買わせて欲しい」とやってきたそうです。いいものをつくる努力を重ね、高く売れるマーケットに参入し、縁をつないでいくことで、自然と求められるようになっていったそうです。


労働時間の大幅な短縮

 関さんは収穫の最盛期には13時間以上働いていました。朝採りで出荷するには日付が変わる頃から収穫を始める畑もあります。しかし、野菜の能力を高めて日持ちするようになったことで、前日に収穫して冷蔵しておいても十分に対応できるようになりました。初めて関さんのレタスを買った時、2週間経ってもまだシャキシャキしていることに驚きました。それだけ個を維持する生体エネルギー準拠位置が高いということです。

他にも消毒が激減したことや、土壌ができてくると管理も手がかからなくなることによって労働時間は短縮され、今では1日10時間以内で済むようになっています。収穫期の日数が年間約100日、これが13時間労働から10時間労働になると、それだけでも年間300時間分の労働力と人件費が削減され、その分利益率は高まります。


オーガニックのその先へ

 一般的な市場では、健康志向=オーガニックという認識が広まっています。しかし、必ずしもオーガニック食品の能力が高いわけでもないのです。それは「オーガニック」という言葉が、食本来の能力を高める視点ではなく、企業のキャッチフレーズとして使われてしまっているからにほかなりません。これを見破るには、消費者の感性を取り戻すことが必須です。

 生態系生体システムプログラム農法は、化学肥料も農薬も産業化には必要なものとして、能力を高めて使います。この価値観、宇宙観の違いが、オーガニック至上主義を掲げる方にはわかりにくいのも事実です。これは根本的な生き方、哲学の違いでもあります。


土壌と野菜たちが起こしてくれた奇跡

 関さんのお話の中から印象的なエピソードをご紹介しましょう。

 周りの農業者が不作で売上を落とす中、天候に左右されずに収穫できるのも、プログラム農法の大きな特徴です。土壌の能力を高めると、微生物が優性に誘導され、根がしっかり張り、緩衝能が高まって気温の影響を受けにくくなるため、冷害や猛暑の影響も少なくて済みます。

 関さんのお母様が亡くなったときのことです。出荷も最盛期でした。このまま行けば、数日分の収穫ができずに無駄にしてしまうことを覚悟していまいした。しかし、葬儀を終えて収穫に戻ってみると、野菜たちは待っていてくれたかのように、適期の状態でいてくれました。関さんは何をしたわけでもありません。収穫できない状況を「土壌や野菜たちが察してくれた」としか考えられないと関さんは話してくれます。

 以前にも本誌でご紹介しましたが、関さん自身が明らかにエネルギーに満ち満ちていると感じられた時がありました。「今日畑に資材撒いてきましたか?」とお聞きすると「撒いてきた」と。「物体の基本エネルギー、生体エネルギー準位のレベルアップこそが農業の基本」とする生体エネルギー応用農業資材を使うということは、畑と土壌を高めるだけでなく、使った本人をも当たり前に高めていきます。プログラム農法の畑で働くと疲れにくいとほぼすべての実践者が感じるのも、すべてを生かす環境がプログラム農法の畑にはできているからなのです。

 育苗中のハウス 育苗のときから生体エネルギー技術を活用している


地球環境に与える影響

 プログラム農法で土壌づくりをした先にはどんな環境が想造できるでしょう。

 「今は川上村でも突風が吹けば砂嵐になってしまう、昔はなかったことです」 土壌が劣化して団粒化しないため、風が吹けば飛んでしまう土になってしまいました。関さんの畑は、土壌粒子の結合力が強いので砂嵐にはなりません。

 プログラム農法でお米を栽培している田んぼには、小動物が集まってきます。そして、能力を高めた土壌を通過することで、田んぼの水が流れ出た先の環境を励起していきます。水の流れでる下流にホタルが戻ってきたり、小動物たちが戻ってきた事例はいくらでもあります。畑の土壌を励起し、そこに流れ込む雨が土壌を通過することで、プログラム農法の土壌が巨大な活水装置になるのです。もちろん、無農薬栽培においても同様の変化はみられますが、プログラム農法が目指す次元はその先にあります。

 過去には、致死量の2倍の青酸カリを投入した水槽の中でメダカが14日間生存した実験もしてきました。極端な表現にはなりますが、農薬を原液で流しても無害化して薬に変える土壌をつくることも「毒を薬に変える生体エネルギー技術」をもってすれば不可能ではないのです。無農薬の無害化を超えて、さらに薬に変えていく視点がこれからの私たちの想造には必須ではないでしょうか?地球の人口増加と産業化による環境劣化は今後さらに進んでいくと考えられます。こうした状況を打開する手段があることを、この記事を読んだ皆様に知って頂ければ幸いです。

 
なにをどうつくるか?は、生き方の問題

 関さんは事あるたびに「全ては生き方の問題」野菜を通して誰かの幸せに貢献できていることが喜びと話してくれます。自分がどう生きたいのか?自分自身と真摯に向き合ってきた先に、今の関さんがあります。

 農協への出荷をやめて自分たちで会社を立ち上げ、生体エネルギー技術を導入し、有機農法をはじめたのも、内なる己の衝動があってこそ。何を求め、どう生きるか?その先に何をつくり、社会に貢献するのか?宇宙自然に貢献できる生き方を関さんは選択しました。そのために経営的な努力をしてきました。キャッチフレーズで終わらない農業の道を見出しました。まだまだその先は果てしなく続いていますが、関さんの息子さんが事業を継承し次の次元に向けて新たな「じんち(自宅)」を構え、現在工事中です。

 有機農法と生体エネルギー技術の掛け算により、独自の立ち位置を築いた関さんのさらなる活躍を祈念しております。もちろん、人類宇宙自然の新たな進化と成長のために。

 今回ご紹介した「生態系生体システムプログラム農法」における具体的な手段や方法については、当会のFTIグループで学ぶことができます。興味を持ってくださった方は、是非お近くの支部事務局、または本部事務局までお問い合わせください。


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プロフィール
関農園 関 拓二(長野支部 会員番号421)

「じうしみの農業経営」を掲げる次世代の農業家・FTIグループ部会長

1955年(S30) 日本一の高原レタスの産地、長野県川上村に生まれる
1975年(S50) 就農して、先代の兼業農家から専業になる
1994年(H6) 生体エネルギー技術と出会いすぐに入会 その年から生体エネルギー技術を使いはじめる
1999年(H11) JAをやめて仲間4人と会社設立(有限会社八ヶ岳ナチュラファーム)
2000年(H12) 有機農法をはじめる

先代の時から面積を2倍以上に拡大し現在は5.1ha(東京ドームは4.7ha)でレタスを中心に12品目を栽培。20年かけての土づくりと様々な改善により、単位面積あたりの売上は2倍になっている。

栽培品目:キャベツ、レタス、サニーレタス、リーフレタス、白菜、大根、ほうれん草、カブ、ミニ白菜、ビーツ、チンゲン菜、セロリ(12品種・2022年現在)